ネモニの民のルゥアは薬学に明るく、騎士団と聖女の専属医師として活躍している。人間と共に暮らすネモニの民は実に珍しく、王国内に限らず故郷であるネモニの民の集落でも彼は変わり者扱いされている。
現聖女が就任して半年が過ぎた頃、彼はふらりと現れた。王宮内には異種族の彼を訝しむ者も多かったが、卓越した薬学の知識が買われ、彼が聖女そして騎士団の専属医師となることを誰も反対しなかった。